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minofoto and miscellaneous notes

個人的な備忘録ですが、たまに広く読んでもらいたい記事を書くこともあります。記事は随時修正したり追記したりすることがあります。

荒玉水道道路

地図を見ると、高円寺付近から多摩川まで、一直線の道路が続いているのに気づきます。荒玉水道道路と呼ばれ、大正時代から昭和にかけて東京の人口増に対応するために多摩川沿いの砧浄水場から東京の市街まで水道管を埋設した道路のようです。


水道管は野方給水場まで続いているらしいのですが、道がわかりやすいのは丸ノ内線東高円寺駅と新高円寺駅の間、青梅街道と環七通りの交差点付近からです。
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入り口は細い道でわかりにくいのですが、青梅街道から「堀の内斎場」という看板の方に入ります。

お寺の間を抜ける細い道を過ぎて上の写真でトラックが走っている右側の道を行くと、地図で見た通りのひたすらまっすぐな道に出ます。ほとんどの区間で 30 km/h 制限がされており、地中の水道管の保護のために総重量4トン以上の車両は進入禁止になっています。

大型車の進入が制限されているのと、ひたすらまっすぐな道が続いているので自転車でとても走りやすい道です。各所で大型車が入れないように道路の両側にポールが立っており、自動車は徐行を余儀なくされますが、自転車はもちろん何の問題もありません。ただし道幅の狭いところで幅広の自動車と対面したり、自動車に追い抜かれるときにはちょっと気を使います。自分の車の車幅がわかっていないドライバーは、見切りの良い右側に寄ってくることが多いので、歩行者がいないときには臨機応変に歩道に避けた方がいいようです。

この道はまっすぐといっても、所々で幹線道路を横切るところで道が途切れてしまいます。最初は方南通りを横断します。ここはわかりにくくはないのですが、大宮八幡宮入り口前の横断歩道を渡った方がいいかもしれません。

甲州街道中央分離帯があって横断できないため、西側の信号のある交差点の横断歩道へ迂回します。そこから水道道路へ戻ってもまた京王線で遮られてしまうため、甲州街道を横断した場所からそのまま商店街を京王線桜上水駅前の踏切まで進みます。この踏切は時間帯によっては「開かずの踏切」になるらしく、桜上水駅構内を迂回することができます。自転車を押したままエレベーターに乗り、駅の通路を通ることができるようです。桜上水駅がちょうど荒玉水道の脇にあることから、この地名も荒玉水道と関係あるのだろうか、とふと思いますが、この名前は玉川上水に由来するもののようです。

環状八号線も横断できないため、西側の千歳通りとの交差点を迂回します。変則的な斜めの交差なので、荒玉水道がどの道なのか見失いやすく、注意が必要です。

しばらく走って小田急線をくぐり、世田谷通りを横断すると、野川に向かって急な下り道になります。野川は東京中心部の川と違って、ちょっと荒れた野性味を感じる雰囲気です。「借り暮らしのアリエッティ」の映画の舞台がこの川のもっと上流の方でした。あのこびとたちはこのあたりまで流れてきたのかな、と川を眺めるのも悪くありません。近くに東宝撮影所もあり、このあたりには映画の道具が放置されていたり、映画関連の会社がぽつぽつとあるのも目に付きます。

野川を越えると、砧浄水場まではもうすぐです。荒玉水道のまっすぐな道は、そのままこの砧浄水場の入り口に突き当たります。

浄水場の裏には多摩川が流れています。多摩川サイクリングロードはこのあたりは未舗装になっているので、ロード乗りが迂回して走っているのを見かけるかもしれません。せっかくここまで来たなら、多摩川をちょっと走ってから帰ると楽しいですね。

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