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minofoto and miscellaneous notes

個人的な備忘録ですが、たまに広く読んでもらいたい記事を書くこともあります。記事は随時修正したり追記したりすることがあります。

PERAR 28mm f4

宮崎光学 (MS-Optical) の PERAR 28mm f4 というレンズを衝動買いしてしまいました。レンズを買うくらいなら、そのお金でいろんな所に行こうと思っていたのに、アホですね。

手書きの説明書と、驚くべき小さなサイズにしびれます。宮崎光学という立派なメーカー名が付いてますが、宮崎さんという方がお一人でレンズを設計、製作されているようです。レンズにシリアルナンバーがついているところもそそりますね。レンズ名も、うすっぺらいので「ぺらーる」なんだとか。

購入時、フードがレンズ鏡筒の中に収納されていたのにも驚きました。大手メーカーはまずやりそうにない設計ですね。なかなか面白いです。


ハイデルベルク大学植物園
  ハイデルベルク大学 植物園にて


シャープに写ります。これがたった3枚のレンズで構成されているのです。トリプレットという構成はレンズ枚数が少なく、レンズと空気の界面が少ないため光の乱反射も少なく、抜けがよく視野の中央付近ではシャープな絵が撮れる一方、視野の周辺の収差を調整するのが難しいという特性があるようです。確かに視野の周辺部では流れたようなボケが目立ちます。今どきのレンズはコーティング技術の進歩などで光の抜けもよくなっているので、トリプレットだからといって特段にシャープだとか明るいと感じる訳でもありません。でも、この大きさでこの性能が確保できるのは、トリプレットだからかもしれません。

f4 とあまり開口数が大きくないこと、フードが小さいためか、ハレーションが入り込みやすいことが欠点といえば欠点でしょう。ボケを生かしたポートレートや暗いところでの撮影などには向きません。もうひとつ、あまりに小さいので、焦点を動かすレンズの可動範囲も小さくなっています。それ自体は欠点でも何でもないのですが、安い中国製のマウントアダプターでカメラに取り付けたとき、アダプターの製造誤差によって、焦点を合わせる目盛りと実際の焦点が合わなくなりやすいようです。実際に NEX-5 に KIPON のアダプターで取り付けたとき、3–5 m あたりの目盛りで無限遠に焦点が合いました。GXR A12 mount で誤差はないので、レンズの問題ではなさそうです。


Sclangenweg より
  Sclangenweg よりハイデルベルク市街を見おろす(クリックで拡大します)

28 mm という焦点距離は、APS-C サイズのセンサーでは、フルサイズ換算 40 mm レンズ程度の画角になり、非常に使いやすいですね。山での常用レンズにいいかもしれません。

マップカメラでも取り扱っているのでしょうか、この作例が非常に良いですね。