minofoto and miscellaneous notes

ごく気まぐれに,書きたいことを適当に書いています。本当の話かもしれませんし,フィクションかもしれません。

RawThrapee 4.2 のフィルムシミュレーションモード

気がついたら RawThrapee が 4.2 にバージョンアップして、フィルムシミュレーションモードが機能追加されていました。

詳しいことは RawPedia のフィルムシミュレーション を見れば分かりますが、RawTherapeeフィルムシミュレーション集をそこからダウンロードして、RawThrapee の環境設定パネルの画像処理タブから、ダウンロードしたシミュレーション集を指定してやれば良いだけです。適応する度合いも選べます。


試しに 100% で桜の写真に適用してみました。

まずは RawThrapee でよく使っているプリセットから。

R0012215_default R0012215_equilibrated
Default / Equilibrated


R0012215_punchy1 R0012215_punchy2
Punchy 1 / Punchy 2


R0012215_natural1 R0012215_natural2
Natural 1 / Natural 2


R0012215_portrait-smooth
Portrait Smooth

次に同じように、フィルムシミュレーションを適応してみます。使ったことがあるフィルムを中心に、ですが、あくまでこれはシミュレーションの結果です。まずはフジフイルムのネガフィルムから
R0012215_SUPERIA400-2 R0012215_REALA100
最初(左)がどこでも売っていた Superia 400。便利でしたが、硬いですね。続いてよく使っていた REARA 100。ちょっと高かったけど、リアラ仕上げとセットで常用していました。


続いてコダックのネガ Ektar 100 と Portra 160
R0012215_Ektar100 R0012215_Portra160
Ektar は REARA の後発商品らしいですね。使ったことはありませんが、これを見る限りリアラよりもなめらかですね。Portra NC は好きでしたが、使う機会はあまりありませんでした。


フジフイルムのリバーサルから
R0012215_PROVIA100F R0012215_SENSIA100
最初(左)が標準的といわれる Provia 100F ですが、たぶん1回しか使ったことがありません。プリセットの Portrait Smooth を少しだけ硬くした感じです。意外に派手ですね。続いて(右が)ニュートラルな発色をする学術用途と言われていた SENSIA 100。プリセットの Default の彩度を少し落とした感じ。やや硬いのかな?


R0012215_ASTIA100F
ASTIA 100F。これは好きで何回か使いました。柔らかくて良い色ですね。プリセットの Natural 2 とも似ています。


R0012215_VELVIA100G
そして VELVIA 100 (General)。今見ると恐れるほど派手でもないような。プリセットの Punchy 2 と似て非なる発色です。


そしてコダックのリバーサル
R0012215_Ektachrome100
Ektachrome 100。フジとはかなり違う発色で、柔らかくいい色です。


いつしか、フィルムの時代は遠くなりました。世の多くの人が連休でどこに行こうか浮かれている一方、私はほぼ休みなしですが、これぐらいなら少しは遊べるかも...