連休の雌阿寒岳
5月の連休は、北見に泊まって雌阿寒岳に登ってきました。
登山口の阿寒温泉に駐車。針葉樹林帯から登り始めます。
地図には「急坂」と記載されている割には、割と穏やかな登りでどんどん登れます。
針葉樹林帯を抜け、ハイマツ帯に出ると一気に展望が広がります。快晴で背後の大雪山系が美しい。
活動している火山だけあって、噴火に注意するよう看板が立てられています。注意内容も場所ごとに変えてあって手が込んでいます。
今年は雪解けが早いのではないかと思いますが、所々に残雪が。アイゼンが必要なほどではなく、しっかりした靴があれば登れます。雪解けでドロドロのところがあるのでスパッツがあると安心です。また、私は使いませんが、ストックがあれば安心ですね。
活動中の火山だけあって、山頂付近は植物もなく、余計なところに立ち入ると岩ごと火口に滑落しかねない、かなりの迫力です。
色とりどりの地層も印象的。そして火口を見下ろすと神秘的な青沼の姿も。
山頂からの展望は素晴らしく、阿寒湖、雄阿寒岳の向こうに知床半島の羅臼岳も白く見えています。
次に雌阿寒岳から少し下り、お隣の「阿寒富士」に登ります。雌阿寒岳と阿寒富士の間の鞍部から見上げると、こんなところ登れるのか、という絶望的な気分にもなります。
振り返った雌阿寒岳は、火口の荒々しい姿から一転して優しげな姿に見えます。
阿寒富士は登るのは修行のようですが、下りは礫を踏みしめながらサクサクと降りられました。
下りはオンネトーのキャンプ場の方へ下りました。オンネトーの幻想的な青い水面をみて、ハイキングコースに沿って駐車場まで戻ります。
ちょうど水芭蕉の季節でした。
天候にも恵まれ、最高の山旅でした。