ねこの秘密
「村上さんのところ」で紹介されていたので、面白そうだと思い、山根明宏 著「ねこの秘密」(文春新書)を読みました。
イヌは狩猟に関連して人間と一緒に暮らすようになったということは、よく知られていますが、猫はいったいどういう経緯で人間と暮らすようになったのか? よく知らなかったかとが解説されています。それ以外にも、猫の目はなぜ光るのか、猫はどのように求愛して交尾相手を決めるのか、三毛猫がメスばかりなのはなぜか、猫の集会とは、猫が死ぬときに姿を消すのは本当か、など興味深い話が満載の読みやすい本でした。
子供の頃、ペルシャ猫を飼っていたことがあります。父親が親切にしたせいでしょうか、どこからともなくやってきて、勝手に家に住み着いてしまいました。最後はどこへともなく姿を消してしまいましたが、「ねこの秘密」を読んでそのことを思い出しました。また、大人になってから、アメリカンショートヘアーが、勝手に家に住み着いたことがあります。たまたまペット可のアパートだったので、家に上げて飼うことになりました。膝の上に乗ってくるかわいいヤツでしたね。
ペルシャ猫もアメリカンショートヘアーも、普通に野良猫になるような種類ではありませんし、人懐こかったので捨てられた猫だったのでしょうね。またいつか、どこかで猫と縁があるのでしょうか。猫のいる暮らし、いいですね。