minofoto and miscellaneous notes

ごく気まぐれに,書きたいことを適当に書いています。本当の話かもしれませんし,フィクションかもしれません。

赤城山

場末のバーで孤独にグラスを傾ける男の背中を、彼は鋭い視線で見つめた。「まさにこいつだ」さりげなく周囲の人に紹介を頼む。「だれかあいつの知り合いはいないか?」
しかし誰もその男の素性を知る者はいなかった。

それから2年、彼は男を渋川駅まで呼び出すことにとうとう成功した。

そんな経緯で(どんな経緯だw)赤城山に登ってきました。
百名山の一つとはいえ、友人の誘いがなければ、敢えて登りに行こうとは思わなかったかもしれません。天候にも恵まれ、ちょっと寂れた観光地の雰囲気も楽しみながらの良い山行でした。

車でアプローチ。火口湖の周りには無料駐車場も多く、お土産屋さんや飲食店も充実しています。とりあえずは赤城山最高峰の黒檜山に登ることにしました。登山口は駐車場からすぐ。

いきなりの急登ですが、山腹の道を稜線まで登りきると展望が開けます。台風一過、梅雨の晴れ間なので、雲行きが怪しい感じです。

断崖注意と書いてあったら、わざわざ見に行きたくなるのが人情。

赤とんぼの避暑地になっていました。夏が終わったら下界に降りてくるはずです。

一番大きな火口湖は大沼と書いて「おの」と読むようです。とはいえ、看板によっては「おおぬま」とかなが振られているところもありました。

小沼(この)はもうすこし標高の高い所にあって、ちょっと神秘的な様子に見えます。

右の写真は地蔵岳。この一直線の道のようなものはなんだろうと思いながら眺めましたが、どうもケーブルカー跡のようです。

駒ヶ岳は特に看板もなく、おそらくここだろうなと思いながら通過してしまいました。そこから下って登ると黒檜山。山頂近くに立派な祠がありました。


山頂で昼食。


湿度が高いせいか、雲が多くて爽快な展望とまではいきません。冬だったらいいでしょうね。


緑が美しい。落ちたらトトロのところまで行けそうな穴もあります (^^;;


大沼と赤城神社を見下しながら、車道まで下山。

このあと、沼めぐりもしたのですが、書くのに時間がかかっているのでとりあえずここまでで公開します。